頭皮の状態で左右される

抜け毛の原因はさまざまですが、遺伝的要因に加えて頭皮の状態が悪いと抜け毛は止まらず新しい髪の毛も生えにくくなります。遺伝的な影響は避けがたいものですが、身内に薄毛がいたとしても100パーセント遺伝するわけではありません。はげやすい体質を受け継いでいたとしても必ずはげるとは限らないのです。

もしも、身近な身内にそんな人物がいるならば、最初からあきらめずに一刻も早く頭皮のケアを始めるべきでしょう。日ごろから頭皮の状態に気を配り、パーマやヘアカラー、紫外線などにも気をつける必要があります。

毛根のチェックが大事

テレビCMでよく見る毛穴の拡大映像。最近は美容室や理容室でもマイクロスコープで毛穴の状態をチェックしてくれるところがありますね。
カツラメーカーによって育毛サロン、育毛相談所、毛髪相談室など呼び名は違いますが、髪の毛に関する相談やアドバイスは大きく違わず、どの場所でも最初にチェックするのは毛穴と毛根の状態です。

拡大された毛穴を観察して真っ先に目に付くのが毛穴にこびりついた皮脂の多さでしょう。
毛穴の置くには髪の毛を作り出す毛母細胞があり、毎日せっせと髪の毛を作り続けています。
しかし、皮脂でふさがれた毛穴は細菌や微生物の温床となり、毛母細胞にダメージを与えて髪の生長を妨害してしまいます。また、自然に抜けた髪の毛の根毛と何らかの異常があって抜け落ちた髪の毛根とでは形状の違いが見て取れます。

顕微鏡で観察すると、全体的に丸く根元の太い自然脱毛に対して、毛根がささくれだっていたり、先端が細く変形したりしているのが病的脱毛の特徴です。
ただし、皮脂をすべて取り去ってしまうのも問題で、適切な皮脂の量と状態を保つことが重要です。なぜなら、皮脂は頭皮を薄く覆うバリアの役目を果たしているからです。
皮脂が多いからといって、取り除いてもすぐに皮脂は頭皮を覆うために分泌されてきます。逆にとりすぎれば頭皮は乾燥し、傷みやすくなってしまいます。皮脂を抜け毛の大敵のように扱うことは大変な誤解、大きな間違いなのです。